日本アセアンセンターは、下記の学校においてASEAN出張授業を行いました。本事業は児童・生徒のASEAN諸国への理解を深めることを目的に実施しています。主として日本在住のASEAN諸国出身者が自国の紹介を日本語で行いました。
枚方市立中宮小学校
日時: 2022年3月4日(金)
対象: 6年生(計2クラス70人)
対象国: カンボジア、タイ
内容: 食文化、風景、日本との関係、日系企業の進出、輸出入、相違点
今回のハイライト
今回は初めての対面での地方開催でした。主要テーマ「日本との関係について」に基づき、講師がASEAN各国の基礎情報を紹介した後、歴史、外交・経済関係に加え、日本文化との相違点も紹介しました。持参した自国の紙幣、食品、印刷物などに触ったり、遊びを体験したりして盛り上がりました。
アンケート結果
- プログラムの内容:「とても良かった」
- 子ども達がすごく楽しそうにすごしてました。
- 学校側が意図した目的:「とても達成できた」
久喜市立栢間小学校(ハイブリッド授業)
日時: 2022年3月9日(水)
対象: 6年生(計1クラス20人)
対象国: マレーシア
内容:文化、言語、宗教、学校生活、日常生活、遊び、食、日本との関係、貿易
今回のハイライト
社会科の学習に関連させ、マレーシア全般について、国概要と貿易を含めた日本との関係の授業を実施しました。冒頭に対面で国概要の授業を行い、続いてマレーシアからライブ配信で、現地の市場、お店、屋台など現地の様子を紹介しました。貿易に関しては、日本にあるMade in Malaysiaやマレーシアに進出している日系企業、輸出入品目、ルックイースト政策を挙げ、日マレーシアの交流について話しました。
アンケート結果
- マレーシアの今、そして日本とのつながりやちがいについて考えることができたとても有意義な内容でした。現地とズームでやりとりが特によかったです。
- マレーシアの事について、よく聞き、よく質問しながら意欲的に授業を受けていました。文化や生活のちがいをよく理解できたと思います。
- 講師の先生のお話がとても分かりやすいのと、国際理解を深めるという点で今回の授業形式がとてもよいと思いました。(講師の先生来校と現地のズーム中継)
東京都立芝商業高等学校
日時: 2022年3月18日(金)
対象: 1年生(計5クラス約149人)
対象国:カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム
内容: 国概要、在日外国人を対象としたビジネスプランを考える
今回のハイライト
商業高校での初めての実施でした。商業高校の特徴を活かし、講師からのプレゼンテーションの後、生徒の発表に続き、「在日外国人を対象としたビジネスプランを考える」をテーマにディスカッションを行いました。講師のプレゼン資料には、①日本で困っていること、②日本の外国人向けビジネスで助かっているもの、③母国にある外国人向けサービス、④こんなサービスがあったら良いなと日頃思うもの、⑤母国にあって日本にないビジネス(その逆も)が含まれ、生徒がビジネスプランを考える上で参考になるようにしました。生徒からは、ビジネスプランを考える上での具体的な質問が出て、双方向の活発な授業になりました。
アンケート結果
- プログラムの内容:「とても良かった」
- 理由:「こちらのお願いに柔軟に対応してくださり、授業のねらいを達成することができたため」
- 実際に講師のみなさまからお話をきけて、生徒は「楽しかった」「考えさせられることが多かった」と発言していました。
- 教室で担当した教員は「有意義な時間を過ごせ、今後も続けていくべき授業だ」との反応でした。