ASEAN JAPAN CENTRE 日本アセアンセンター

事業報告

「日越貿易投資協力フォーラム」

国際機関日本アセアンセンターは、ベトナム商工省貿易促進局(VIETRADE)、日本貿易振興機構(JETRO)、在日ベトナム大使館商務部と協働し、「日越貿易投資協力フォーラム」を、7月25日(火)に開催いたしました。

本フォーラムは、ベトナムからハウザン省・ライチャウ省・バックカン省・ダナン市などの行政郡と、工業団地などの民間企業から構成された投資使節団を招き、ベトナムの将来的な投資の潜在力や注目産業を、日本の参加者に対して紹介しました。 本フォーラムは80名以上の日本企業の方々、40名以上のベトナムからの使節団の方々にご参加いただきました。

世界第2位の総投資資本金額

・ 日本からベトナムへの総投資資本金額は、2023年上半期で、22億1千万ドルになり、これは世界第2位の金額であり、前年同時期と比較して2.1倍となっています。このことから、日本からベトナムの投資は、双方にとって経済的に大きな意味を持ち、今後も発展が期待されます。
・ ベトナムは、特に製造業に対する投資額が大きく、非製造業と比較すると1.5倍以上になります。しかし、近年の日本のイオングループの進出など小売り・サービス業、または発電所などのライフライン分野など、製造業以外の投資が目立つようになってきています。
・ 海外事業を展開する日本企業(日本の本社側)のうち、ベトナムでの事業拡大を検討する企業は、米国に次いで第2位であり、東南アジア諸国の中で1位になります。そして、在ベトナム日系企業の6割が今後1~2年でさらに事業を拡大する方針です(2022年度ジェトロ海外進出日系企業実態調査より)。

ベトナム地方都市部の潜在性

ベトナムの都市部においては1)工業用地の不足・土地価格の向上、2)人件費の上昇、労働者の採用競争、3)一極集中に対するサプライチェーンなどの留意点が挙げられます。一方で、地方都市に関しては、I)高速道路網の延伸、港湾・空港などの整備進展、II)農林水産業の潜在性、III)地方政府の投資誘致の活性化などの潜在性があります。これらの点に注意しながら、今度もベトナムの地方都市に関する投資情報や産業別、地域別に関するセミナーを企画する予定です。また、企業活動が気候変動、防災、廃棄物処理、農業の高度化など新しい社会的な課題解決に向けられているケースも増えてきており、新たなビジネス活動のエコシステムの構築や情報を発信していきます。

イベントについて

日 時:2023年7月25日(火)

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