日本アセアンセンター(AJC) が年12月14日から19日にかけて実施したビジネスミッションにおいて、ラオスのASEAN議長国としての優先事項、インセンティブ、関連イベントに関する情報が紹介されました。ラオスの関心と一致するいくつかの戦略的パートナーが、代表団との接触を通じて意見交換を行い、日本とラオスの重要な年における協力の高い可能性を示唆しました。
ミッションの最終日である18日には、「ラオスイノベーション・投資フォーラム」が開催されました。同フォーラムはAJC、ラオス計画・投資省(MPI)、およびJETROの共同の取り組みで行われました。日本ASEAN友好協力50周年特別首脳会議と同時期に開催されました。
投資フォーラムには、102社の日本企業および投資家と25名のラオスビジネス代表が参加し、ラオスの投資政策、ビジネス機会・環境に関する貴重な情報提供に対し前向きなフィードバックが寄せられました。48%の参加者が今後1〜3年でラオスへの投資計画を示し、ビジネスチャンスが豊富であることが明らかになりました。イベントはダイナミックなネットワーキングセッションで締めくくられ、様々なビジネスセクターと政府間の潜在的なパートナーシップを促進しました。
2024年のラオスのASEAN議長国就任に向けて、AJCは、ラオスを観光、投資、その他の機会の国としての認知度を上げるための協力を継続していきます。
当日の資料
- プレゼンテーション: ラオス計画・投資省 DG ヴァンタナ氏によるラオスの投資環境について
- プレゼンテーション資料: JETRO ヴィエンチャン代表 キクチ氏による、日本からの視点での地元ビジネス環境の洞察
- プレゼンテーション: SEZ推進・管理事務局 DDG ラッタナ氏によるラオス特別経済区への投資のインセンティブと利点に関する内容
- SEZ代表者によるプレゼンテーション:
a. サワンパーク
b. サイセッサ開発区
c. アマタ - プレゼンテーション: ラオス国立商工会議所会長 ウデット氏による、ラオスの議長としてのビジョン、方向性、活動について
追加資料
2024年のラオス議長国の下、ラオスの開発優先事項を支援するための協力の可能性
ターゲットを絞ったミーティング、セミナー、施設ツアーを含むビジネスミッションを通じて日本の関連団体と関わりをもつことで、2024年の議長国であるラオスの開発優先課題に効果的に取り組み、物流、スマートシティ、ネット・ゼロ・イニシアチブ、持続可能なビジネス、廃棄物処理、廃棄物発電イニシアチブを含む様々な分野での協力の可能性を探ることができました。これらの分野はラオスの重要な開発優先事項である連結性と強靭性に合致しています。このイベントに招待されたすべての分野の積極的な関与は、ラオスの2024年のASEAN議長国就任に向けたサポートを強化しました。
日本企業のラオスへの投資潜在性の再確認
投資フォーラムへの参加者数の多さは、日本の投資家や専門家、そしてラオス代表団が、ラオスの投資環境を理解することに大きな関心を寄せていることを示しています。参加者からは、MPIから提供された情報やJETROヴィエンチャン事務所から提供された現地の情報が役立ったと好意的な評価がありました。イベント後、ラオスの政治、経済、投資環境に関するさらなるセミナーを提供する要望が寄せられました。このイベントは、ラオスの2024年のASEAN議長国就任に対する日本の関心を喚起する、インパクトある出発点となりました。
AJCの信頼性の強化
AJCによるマルチステークホルダーとのビジネスミーティングとフォーラムの開催は、ラオスの開発政策と2024年のASEAN議長国就任を支援するという目標を示しています。開催されたイベントには、ラオス政府から要人、またJETRO会長が参加し、多くの参加者が集まりました。
イベントについて
ラオスイノベーション・投資フォーラム-2024年ASEAN議長国へ向けて
日 時:2023年12月18日(月)
会 場:ジェトロ5階展示場
参加者:127名