国際機関日本アセアンセンターは、8月22日~24日にラオスにて開催された「日ASEAN50周年記念環境ウィーク」に出展、参加しました。日本国環境省、ラオス天然資源環境省およびASEAN事務局の共同主催で開催されたこの環境ウィークは、日本とASEAN諸国の環境分野のビジネスチャンスの創出を目的に開催されたもので、期間中は当センターの環境関連の事業活動をブースおよびピッチセッションにて紹介いたしました。
また、2022年度に当センターが開催した「循環型社会へ向けた日ASEANニーズ・シーズマッチ」のフォローアップ活動の一環として、日本企業とラオス企業のビジネスマッチングを実施しました。
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地域の課題を技術で解決
ラオスにおける特有の課題として製材業から出る木屑の処理方法がある。環境ウィーク期間中の商談会を通して、「廃棄物を資源に変える」木屑の有効利用技術においても、日本企業の参入可能性が大いにあると感じられました。
物流コストの効率化
高速鉄道の敷設などにより物流は効率化される傾向にある一方、未だラオスにおいては物流コストが隣国に比して高いことが課題として顕在しています。物流コストの効率化という点においても、日本の技術が貢献できる可能性は高いと思われます。
パイオニアにとっての「ブルーオーシャン」
前例が少なくかつ新規参入が望まれる分野は、現地政府やパートナー企業と共に法制度から整備する必要がある一方で、競合相手の少ない、いわゆる「ブルーオーシャン」としての魅力もあります。
今後の活動
当センターは、今後もASEANで開催されるビジネス商談会等への日本企業の参加を奨励し、日本企業の革新的技術がASEAN地域の社会課題の解決に貢献できるよう、引き続き機会を提供して行きます。