この度、国際機関日本アセアンセンターは、ASEAN Updateウェビナー:「日本市場の可能性-カンボジア産ドライフルーツと農産物-」を開催いたしました。
日本市場におけるカンボジアのドライフルーツや農産物の重要性
まず、カンボジア王国商業省貿易振興局カゥ・コサル局長より開会挨拶がありました。特に強調していたのは今回のワークショップのテーマである日本市場におけるカンボジアのドライフルーツや農産物の重要性でした。また、日本とカンボジアの貿易量にも触れ、日本とカンボジアは20億ドル近い二国間貿易額に昇るとの説明がありました。
カンボジア王国商業省 貿易振興局 局長 カゥ・コサル 様 |
次に、TANAKA VALUE-PLUS TRADING株式会社田中良尚社長が、「日本市場の最新トレンド」として、カシューナッツを始めとしたドライフルーツ全体の日本への輸入量がここ10年で急激に成長し、2.5倍になっているという話をしました。また、日本を市場として考えた場合どのような顧客を想定してマーケティングしていくべきかということも言及しました。
TANAKA VALUE-PLUS TRADING株式会社 代表取締役社長 田中 良尚 様 |
続いて、S.E.A.T.S Inc. (シーツインク) 株式会社アグリビジネス担当の奥田部長より「カンボジアにおけるドライフルーツやその他の農産物の可能性」をテーマに講演していただきました。特にカンボジアで生産する農作物だけではなく、パッケージや配送などのロジスティクス、セールスやマーケティングにも触れ、国際的にも通用するカンボジア農産品の輸出について話をしていただきました。
S.E.A.T.S Inc.株式会社 アグリビジネス事業部長 奥田 雄大 様 |
最後に質疑応答の時間があり、カンボジア側から「新しく開発した飲料を日本へ輸出したい。」「輸出手続きを教えてほしい。」「黒砂糖などの他の農産品の日本での輸出の可能性を教えてほしい。」など多くの質問をいただきました。今回のハイブリッドウェビナーをきっかけに日本とカンボジアの貿易や農産品の輸出入の活性化につながることを期待しています。
イベントについて
日 時:2023年3月31日(金) 11:00-13:00
主 催:国際機関日本アセアンセンター
参加者数:140名