日本アセアンセンターは、下記の小学校においてASEAN出張授業を行いました。本授業は小学生のASEAN諸国への理解を深めることを目的に実施しています。ASEAN諸国出身者が自国の紹介を日本語で行いました。
寝屋川市立楠根小学校(オンライン授業)
- 日時: 2021年7月7日(水)
- 対象: 全校児童(計169人)
- 対象国: カンボジア、インドネシア、ラオス、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、ベトナム
- 内容: 国の概要とSDGs(1-3年生は体験型を含む)
今回のハイライト
今回、学校からの希望テーマは「SDGs」でした。国の概要紹介をした後、各国がどのようにSDGsに取り組んでいるか、またどのような課題があるかについて話しました。ASEAN諸国の現状を理解し、日本と異なる課題があることを学びました。ASEAN諸国10か国の内7か国の講師を手配することによりASEANの雰囲気を感じてもらうことができました。一部のクラスでは、ASEANからのライブ中継を実施した他、1-3年生の授業には低学年でも楽しく学べるよう、体験型を取り入れました。
アンケート結果
- 「直接外国の文化に触れることができ、良かった」
- 本授業の目的の「外国の文化・言語などに触れる機会を設けるため」に関して:「達成できた」
- 授業を受けた児童の反応と変化について:「興味をもって話を聞いていた。アセアンの国々に対してより関心をもった」
東大阪市立布施小学校(オンライン授業)
- 日時: 2021年7月1日(木)、13日(火)
- 対象: 3年生(計2クラス)
- 対象国: ベトナム
- 内容: 文化や日本の小学校との違い
今回のハイライト
今回は、在校生に外国籍の児童がいるため、ベトナムについて教えてもらいたいと依頼がありました。母国語学級の外国籍の児童にも普通級で授業を担ってもらい、日本で活躍する自国の先輩や、自分のアイデンティティを知る機会になりました。他方、日本人の児童にとっては、クラスメイトのルーツを知る機会となりました。授業の実施後に本授業を受けた児童の「ふりかえり」の手紙が学校から届きました。
アンケート結果
- プログラムの内容について:「とても良かった」「ネイティブのベトナム語を聞いてかっこいい、すごいという声が出ました」「もっとベトナムのことを知りたいという児童が多くいました」
- 講師について:「日本語が上手で、一生懸命ベトナムのことを伝えている姿が児童の心をしっかりつかまれていました」
- 児童から届いた手紙:「ベトナムはすごいいい国なんだと思いました」「ベトナム語も日本語もしゃべれるしすごいなあと思いました」「ベトナムに行きたいです」「日本の学校とベトナムの学校とけっこうちがうんだなとあまりにている所が少なかったからびっくりしました」